’04.07.25 伊予市しおさい球場  vs 金亀建設(四国王座決定戦4回戦)
その日、奇跡は起きた!!やったぞ、B級を破ってベスト8!!

 
金亀建設
Blue Planets 4×

B.P:上田喬之(7回)−阿部
金  :竹内(6回2/3)、一柳−宇佐川
二塁打:阿部(B.P)、宇佐川(金)、佐川2本(金)

B級、金亀建設。過去に勝ったことがない!しかし、この日、Blue Planetsナインは野球が筋書きのないドラマであることを!野球は2アウトからという言葉の真の意味を知ることとなった。

初回、金亀建設の攻撃!マウンド上には上田喬之!いきなり,ストレートの四球、すかさず盗塁!緊張か?1死後、ショート名手上田大祐がエラーで失点。動揺が広がる。4番宇佐川にはレフト前へはじき返される。5番佐川の当たりはライト前へのヒット、サードランナー余裕のホームイン、しかし、セカンドランナーは中継岡田の好返球で本塁タッチアウト!後続も打ち取ってなんとか初回を2点で切り抜ける。0-2

3回表、1死後、4番宇佐川にセンターオーバーの大飛球、2塁打を許す。続く5番佐川には2打席連続のライト前ヒットを打たれ、1死2,3塁のピンチ。1人をうち取るが、続く7番松坂にセンター前2点タイムリーヒットを浴びる。0-4。やはりB級は強い!

3回裏、1死後、四球で岡田が出塁。つづく打席には阿部。前の試合、打つ方ではいいところを見せられなかった阿部。しかし、今日の阿部は違った。レフト線を破るタイムリーヒット!!岡田がホームインし、1-4!!

4回から上田喬之−阿部のバッテリーが粘り強い投球を見せる。相手打線がボールをバットの芯で捉え、打球はサード、ショートに集中。サード福住、ショート上田大祐が鉄壁の守備を見せる。しかし、打つ方はさっぱり。最終回7回の裏を迎えた時点で1-4.ここまでか?

誰もが諦めかけたその時、奇跡は起こった。

この回先頭の上田大祐がフルカウントから四球で出塁。1死後、ルーキー河野。河野は勝負強さを見せ、レフト前へクリーンヒット!1死2,3塁。しかし、続く上田喬之三振で2死。万事窮すか?

but、8番岡田はフルカウントから四球で出塁し、2死満塁。バッターは本日タイムリーヒットを打っている阿部。ボール、ボール、ボール、ストライクの後、なんと、押し出しの四球。2-4!阿部効果!!バッターは1番小山。チームのリーディングヒッターである。小山は1ストライク1ボールの後の3球目を痛烈な1塁強襲ヒット!河野、岡田と2人が生還し、なんと4-4!土壇場で追いついた。マウンド上の竹内は動揺を隠せない。続くバッターボックスは忽那。静かに構える忽那めがけて竹内の投球はなんとデッドボール。再び2死満塁。そして、打席には本日再三のファインプレーで窮地を救っている福住!!

福住に対し、竹内の1球目はボール。たまらず相手ベンチが動く。ピッチャー交替。ショート一柳がマウンドへ。2球目もボール。静かに見送る福住。3球目ストライクで1ストライク2ボール。続く4球目、ボール。カウント1ストライク3ボール。5球目、福住は見逃さない!強振!ファール!!

最終回、2死満塁。カウント2ストライク3ボール。まさに究極の緊張!!マウンド一柳が投げる、走者一斉スタート。打者福住は冷静に球筋を見極める。球はキャッチャーミットへ!アンパイアのコールは「ボール」。3塁走者阿部がゆっくりと、そしてしっかりとホームを踏む!5-4ゲームセット!!逆転サヨナラ勝ち!!

Blue Planetsの集中力が、Blue Planetsの勝利への執念が、B級金亀建設を撃破した!

ベスト8!やったぜ!!この勢いで狙えベスト4

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